ここでは、グロスでの実際のレッスンの一例をご紹介します。
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 例@ 
  I さんは、90代でラウンドされる、アベレージゴルファーです。今回のレッスンでは、スイングセンターについてレッスンしました。左の写真のようにバックスイングで大きく頭が右へ動き、スイングセンターである首も右へ流れてしまっていました。この点が改善できれば、ボールを芯で捕らえる確立が上がり、飛距離や正確性の向上が期待できます。

 この問題のひとつの要因としては、骨盤の位置の不正が考えられました。写真ではわかり辛いですが、上の写真のセットアップでは骨盤が、少し右に歪んでいます。そのためバックスイングで腰がブロックする形になり体の回転を妨げ軸が右に流れてしまっていたのです。
 この不正を修正し、また正しいバックスイングのイメージ練習をしていただきました。その結果、左の写真のように頭や首の動きが抑えられ、ボールストライキングも向上しました。トップの写真の左足と左腰の関係の違いを見ていただければ、腰の流れが減っているのが確認できると思います。
例A
 Mさんの場合も過去1年以上にわたって多くの点を改善してきました。そして、多くの問題を克服してきましたが、バックスイングでの軸ずれが、なかなか克服できませんでした。そして、今回も軸がぶれないようにするための練習を数種類実践していただき、その結果、ご本人の自覚として、背筋を伸ばしたときには、頭が動きにくいことに気づいてもらえました。左の写真でも最初丸かった背中がまっすぐになったのがわかると思います。

その結果、左の写真の左下のように首の位置が5cmほど動いていたのが、ほとんど動かなくなりました。
 グロスのレッスンでは背筋や骨盤の重要性をたびたびレッスンしていますが、もっとも効果的に改善されるためには、本人がその必要性を感じることが重要です。なぜそうするのかをよく理解し、実践していけば、長年変化のなかったスイングやスコアが劇的に改善することは間違いないでしょう。

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