ここでは、分解写真によるスイングのチェックポイントをご紹介します。ゴルフスイングに”絶対”ということはありませんので、大体の目安としてみなさんの練習の参考にしてください。
 1.セットアップ(5アイアン)
セットアップでは、左の正面からの写真のように背軸が右に約5度傾いています。頭上からの写真でも背軸が右に傾いているのがわかります。こうすることでバックスイングでの余分な頭の動きを抑えることができます。右上の後方からの写真では、つま先、グリップエンド、首の付け根がほぼ一直線上にあります。グリップが遠すぎたり近すぎたり、首の付け根が前後にぶれると安定感に問題が起こりやすくなるでしょう。前傾は34度ですが、これは身長など個人差がかなり出てくるでしょう。前傾は股関節を曲げることで行うのが理想的です。
 2.テイクバック
テイクバックでは、両肩と手でできる三角形が崩れないようにクラブヘッドや手、肩などがほぼ同時に動きます。方向の目安としてはセットアップの時のシャフトの角度の平面(シャフトプレーン)を想定した場合にクラブがその面にほぼ引っ付いた状態で面をこするように動くといいでしょう。決して手先で面をなぞるのではなく、体の回転によって自然に動くのが望ましいでしょう。また、体の前傾などが狂わないように注意も必要です。
 3.テイクバック2
テイクバックの次のチェックポイントはクラブがほぼ水平になる地点です。ココではクラブは同時に目標ラインと平行になります。頭上からの写真でクラブが白線と平行になっているのがわかります。また、この場合もシャフトプレーンにほぼ乗っている状態がいいでしょう。
 4.バックスイング
次のチェックポイントは左腕がほぼ水平になる地点です。この地点ではシャフトはほぼ垂直になります。しかし、垂直でなくてもたとえば100度位でも問題はありません。しかし160度ともなれば問題でしょう。また、右腰が右に流れていたり、前傾角が崩れていたりしないかチェックしましょう。腰の回転と肩の捻転とに角度差があるほうがよく、その差が大きいほどパワーに繋がります。
 5.トップ
トップでは、右腰が流れていないか、もしクラブが地面と平行であれば目標ラインとほぼ平行になるのがいいでしょう。頭上からの写真でシャフトと白線がほぼ平行なのがわかります。また、左腕の角度を後方から370の写真のように、シャフトプレーンと平行になるのがおよその目安です。ここでも前傾は保たれているようにしましょう。(私の場合、体が硬いのでヒールアップしていますがやわらかい人はしなくてもいいでしょう。)
 6.ダウンスイング1
ダウンスイングではリストコックを保ったまま、下半身の左への体重移動と同時に行います。手だけで引きおろしたり、腰だけが先行しすぎても問題が出るでしょう。頭が動かないのが理想的です。後方からの写真のようにシャフトがシャフトプレーンとほぼ平行になります。厳密には平行よりやや立ち上がった状態がいいでしょう。平行より寝てしまうとヒッカケやプッシュ、プッシュスライスなどの問題がおこり、立ちすぎるとプルスライスやプルフックなどが出やすくなります。
 7.ダウンスイング2
次のチェックポイントはシャフトが水平になったところです。ココではまた目標ラインと平行になります。頭上からの写真で白線とクラブが重なっているのがわかります。右脇は締まった状態になりますが、決して力を入れて引っ付ける必要はありません。もし右脇と体の間に大きな隙間のある人は、かなり痩せている人以外は、右手の力の使いすぎかもしれません。またグリップエンドはアゴの下にあり、物理学的にもっとも無駄のない位置です。腰は開いていますが肩はまだ閉じています。前傾も保たれているようにしましょう。
 8.インパクト
インパクトでもっとも重要なポイントは頭がボールより後ろにあることです。これは特殊なショットをのぞいてウェッジからドライバーまで一貫して守りましょう。もし、頭がボール重なったり前に出ると、パワーと方向性の両面で大変なロスとなるでしょう。また、前傾も保たれているようにしましょう。右ひじはやや曲がっていて、左ひじはほぼまっすぐでいいでしょう。
 9.フォロー1
インパクト直後に両腕は伸ばされます。無理に伸ばすのではなく、クラブに引っ張られて伸びてしまうといった感じがプロの共通の意見です。頭も無理に残さなくても自然と元の位置に残っているでしょう。体重は左にかなり乗っています。
 10.フォロー2
この地点では両腕は交差する形となります。これは左腕のSupination(回外、または外転)によるものです。上級者の場合は意識せずできる場合がありますが、できない人は最初は意識的に練習する必要があります。
 11.フィニッシュ
フィニッシュはスイングの結果ですが。バランスよく立てていることが重要です。肩は目標方向へ突き出した形になっていると体でスイングできている目安となるでしょう。
 また、体重のほとんどは左足外側に乗ってきています。
実際のスイング分析ですべてのポイントを一度に直すのは不可能ですし、意味もありません。自分にとって必要であったり有効であるポイントは様々ですので気になるポイントがあれば参考にしてみてください。